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サマータイムの是非/ヨーロッパでは廃止、イギリスでは継続、日本での導入は?

サマータイムの是非/ヨーロッパでは廃止、イギリスでは継続、日本での導入は?

3月の最終日曜日、ヨーロッパではサマータイムに変更されます。イギリスでは大体この時期から天気も少しずつ良くなり過ごしやすい季節になっていきます。しかし、このサマータイムの是非に関しては多くの議論が有りヨーロッパでは今年が最後になり2022年からサマータイムが廃止となります。(サマータイムを標準時とする国も有るようなので、正確にはサマータイムか標準時の一つを選ぶという事になります。)

サマータイムとは

サマータイムは日照時間が長い時期に標準時より時刻を1時間進める制度。より太陽の出ている時間を有効に使用する目的。アメリカではDST(Daylight Saving Time)と呼ばれるように省エネ効果が期待されたり、外での活動増加による健康促進、就業後の活動増加による経済の活性なども効果があるとされている。

サマータイムを実施しているのは現在約60か国程。主に北半球に多い。実施時期は7-8カ月間でヨーロッパでは3月末~10月末の間です。

青:サマータイムを実施している国 (Wikipediaより引用)

ヨーロッパでは2022年から廃止

ヨーロッパではサマータイムの是非が多く議論されており、2019年にヨーロッパ議会でサマータイムの廃止が決定され2022年から廃止される。今年、2021年が最後のサマータイム制度となる予定。では、何故ヨーロッパではサマータイムが中止となったのか? サマータイムのデメリットは下記となる。

  • 健康への悪影響:体内時計が狂う、サマータイム変更時に心臓発作が増加
  • 交通事故増加:睡眠不足や睡眠時間変更により交通事故増加
  • システム変更の煩わしさ:時間変更のシステム変更が必要。
  • 省エネ効果への疑問:導入時と状況が異なり、照明器具が発達した状況で省エネ効果が有るか疑問。

個人的には、1時間の時間変更で時差ボケや体調不良を感じた事は有りませんが、もしかしたら体に負担が掛かっているのかも知れません。もしくは負担が掛かりやすい体質の方もいるのかも知れません。あと日本や他の国との時差が変わるので少し、今は時差が〇時間とかちょっと面倒臭いというのは有ります。これが社会全体として考えると大きなコストになるかも知れません。

イギリスでは継続

イギリスはEU離脱によりEU議会の決定に倣う必要はなく、現在はサマータイムを廃止するという決定はされていません。特にイギリスは他のEU諸国に比べて、日照時間が少なくどんより曇っている日が多いのでサマータイムに賛成する人も多いようです。上記に上げたサマータイムのデメリットに関しても、下記の様な反論が出来ます。

  • 健康への悪影響:海外旅行を頻繁にして時差を経験しているが、それは大丈夫でサマータイムは駄目なの?
  • 交通事故増加:朝の暗い時間が増える方が交通事故増加に繋がるのではないか?
  • システム変更の煩わしさ:既に導入して100年以上が経って慣れている
  • 省エネ効果への疑問:廃止したら省エネになるのか?

そして何より、、、、というかイギリス人の本音は、、、、「陽の光を浴びながらゆっくりビール飲みたい」でしょう。

日本でのサマータイム導入は?

東京オリンピックの実施に伴い、日本でのサマータイム導入が議論になった。実は日本も1948年の戦後すぐにアメリカに倣ってサマータイムを実施していた。しかし労働時間の増加がおき労働者による反対も多く4年後に廃止された。日本でのサマータイム導入の際に、先進国では多くの国がサマータイムを取り入れていると主張する人もいるが、他の先進国は主に北半球でサマータイム導入のメリットが有る・有った。また現在ヨーロッパを始めサマータイム廃止に向けて動いている。 

オリンピックの暑さ対策という観点から議論が盛り上がったが、システム導入によるコストも大きくメリットもそこまで大きいように感じないこの制度が日本で導入される可能性はかなり低いと思う。

という事で、ヨーロッパではもうすぐ廃止、イギリスではいったん継続、日本での導入は無さそうなサマータイムについてでした。取り敢えず、今日は1時間寝不足なので昼寝でもして睡眠不足を補おうと思います。