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10歳から始めるお金の教育@イギリス:子供の銀行口座、デービットカード、Saving accountを作ろう

10歳から始めるお金の教育@イギリス:子供の銀行口座、デービットカード、Saving accountを作ろう

「マネーリテラシーを子供の頃から高めよう」、「日本ではお金の教育が足りていない」という声がここ数年間で増えた気がします。私の小さい頃を思い出すと、確かに学校でも家庭でもお金に関する話はあまり聞いた事が無かったです。むしろ親は「お金より心が大事」みたいなあまり比較対象にならない事を話す傾向が有りました。

現在は資本主義ですから、この体制が継続する限りは「お金」に関する知識は必須であり、むしろその知識が無いとお金の不足により一層お金を追い求める結果になります。有る人は、「資本主義においてお金は血のようなもの」と話していました。「人間は血の為に生きている訳ではないけれど、血が無くては生きていけない」。

という事で自分自身がお金の知識を身に着けるのは重要です。同時に子供にもお金の教育を小さいうちからしておくと、より社会の事が良く分かると思います。なので私は、よく子供と一緒にお金の話をします。買い物に一緒に行く時は、「なんでバナナはこんなに沢山あって1ポンドなのに、イチゴはこんな少しなのに3ポンドするのかな?」とか、病院をみると「病院は無料だけど何で無料に出来るんだろう?日本ではお金を払うよ。」とか話をしています。そして8歳を機にSaving account,11歳で預金口座とデービットカードを作り、現金支給のお小遣いを口座振り込みに変更しています。今回はこのSaving account と預金口座・デービットカードに関してフォーカスしたいと思います。

子供用Saving account

子供用のSaving accountは「お金の教育」もそうですが、まず普通のSaving accountより利率が良いので投資ではなく安全に預金したいという方にお勧めです。子供のSaving accountにはいつでも引き出し可能なものと18歳などある一定の年齢に達するまで引き出し不可能なものが有りますので、状況によって使い分けて下さい。

因みに私はHSBCのMy Savingsという口座を使っています。現在は年利2.5%(3000ポンドまで)と他と比べても良いです。1年に3000ポンド入れて置くと75ポンドが利子になります。(まぁ、最大の決め手はメインバンクとしてHSBCを使用しているので、あちこちに預けるよりも同じところの方が何かと楽だという理由で選んでいます。)

https://www.hsbc.co.uk/savings/products/mysavings/

ここで「お金の教育」です。まず自分の名前の口座が有るという事で子供は喜びます。一緒に銀行へ行きサインしたり手続きし口座を作った後にカフェへ連れて行き、銀行の仕組みを教えましょう。

  • 銀行とは何か?
  • 何故、お金を置いてるだけで利子が付くのか?
  • 銀行はどうやってお金を稼ぐのか?

というお金の教育です。ポイントとしては、このお金が流通する事によって、1.お金を預けた人(子供)は利子を貰える、2.銀行は沢山の人からお金を集めて事業やモーゲージなどに貸してより良い利子や手数料を受け取る、3.銀行から借りた人は、自分のお金が不足していても事業が出来る、家が買える。という3者にメリットが有るという事を説明する事です。またこの利子で受け取るお金があなたのお小遣いの一部になっているという話もして、子供と社会に接点が有る事を伝えておきます。

また子供からの質問も良く聞いてみましょう。大人にない視点での子供の疑問などを聞く事により現在の子供のお金に関する知識や疑問が分かります。もし子供がお金への関心や理解が鋭い場合は、「日本の銀行では利子がほぼ無い。何でだろう?」「銀行に預ける以外にもお金を増やす方法が有るんだけど、それはまた今度教えるね」などこの機会をキッカケにお金に関する話を色々とする事が出来ます。(私の場合、早目に子供に教えたいという気持ちと子供が数学など数字が好きだという事も有り8歳で作りましたが、その子供に合わせた年齢で行えば良いと思います。)

子供用の銀行口座とデービットカード

子供が11歳の時に子供用の銀行口座とデービットカードを開けました。何故11歳かと言うとメインバンクのHSBCでデービットカードを作れるのが11歳からだったです。年齢として小6なので、もうすぐ中学生になるしタイミングとしても良いかなぁと思いました。下の子供達は、上の子供がカードを作ると自分も11歳になって早くカードが欲しいと言っていました。

銀行口座はSaving accountとして開けた事が有るのですが、自分のカードを持つと子供の目は非常に輝きます。そしてカードは、実際の自分のアクションに繋がります。まず口座やカードの使い方を教えます。どうやって残金を確認するのか。お金の引き出し方や支払い方。大人としてはどれも当たり前で簡単な事ですが、しっかりと子供に使い方を教えると良いでしょう。

口座とカードを持つと、実際に自分でコントロールする現金ではない「お金」が出来ます。ここではお金の理論教育も節々に行いつつも、自分でお金を扱う経験をさせるというのがポイントになります。お小遣いが毎月これだけ貰えて、何に使い、残高がどうなるかなど、現金ではないお金をコントロールする経験の第一歩になります。

その後は、年齢や子供の状況に応じて、銀行送金の仕方を教える、Amazonの登録をして自分でAmazonの注文が出来るようになる、株を教える、など様々なお金の教育をしていけば良いと思います。

という事で今回は「お金の教育」、主にSaving accountやデービットカード作成を通した教育をメインに話をしました。それ以外にも様々な品物、サービスはお金が介在していますので、お金の教育は常に可能です。お金の教育は、「金の亡者」を育てる為のものではなく、お金に振り回されるのではなくお金をコントロール出来る人を育てるものです。小さい時にそういう感性を磨いておく為にも親がお金の話を子供とするのは良い事だと思います。

もし子供が高い関心をしめしたり、親が更に積極的に教えたい場合は、MangaのインベスターZがお勧めです。英語版も有ります。大人が読んでも分かりやすく面白いので、まず子供に「お金の教育」をする前に読んでおくと良いかも知れません。